ワンピース1059話では、アマゾン・リリーにて三つ巴の戦いが描かれます。
- ボア・ハンコック率いる九蛇海賊団船
- ハンコックを捕えにきたコビー率いる海軍
- ハンコックの能力を奪いにきた黒ひげ海賊団
その最中、ロッキーポート事件で黒ひげとコビーに関わりがあったことが判明します。
黒ひげはコビーに対して以下のように発言します。

ロッキーポート事件じゃ世話になったな。
お前のお陰で王直を倒し海賊島のボスになれた!!
ロッキーポート事件とは何か、いったい何が起きたのか。新事実を元に考察していきます。
ロッキーポート事件とは? 1059話までの情報【ローとコビー】
ロッキーポート事件はルフィたちが修行をしている2年間に起きた事件ですが、1059話までにわかっていたことは2つだけ。
- 首謀者はトラファルガー・ローとされている
- コビーが市民を守った英雄とされている
詳細についてはまだわかりません。
「とされている」というのも、事件が直接描かれたわけではなく、セリフで言われているだけなので真相は不明です。
コビーはこの功績によって海軍大佐に昇進しています。

ローが首謀者、コビーが市民を救った英雄。この事からロッキーポート事件とは、「トラファルガー・ローvsコビー」の戦いであったと考えていました。
しかし、1059話で新たな事実が判明したことで全く違う様相が見えてきました。
ロッキーポート事件とは? 1059話で判明したこと【黒ひげと王直】
アマゾン・リリーでハンコックを締め上げている黒ひげがコビーに言ったセリフ。

ロッキーポート事件じゃ世話になったな。
お前のおかげで王直を倒し海賊島のボスになれた!!
判明した新事実。黒ひげが王直を倒して海賊島のボスになった。それもコビーのおかげで。
この事実から考察する前に、王直と海賊島についてサクッとおさらいしておきます。
王直とは? ロックス海賊団のメンバー
王直(おうちょく)はロックス海賊団のメンバーです。
957話でセンゴクの口からロックス海賊団のメンバーが明かされています。
- ロックス・D・ジーベック
- 白ひげ
- ビッグ・マム
- カイドウ
- 金獅子のシキ
- キャプテン・ジョン
- 銀斧(ぎんぷ)
- 王直(おうちょく)
白ひげ、ビッグマム、カイドウと後の四皇のうち3人が所属していました。
金獅子のシキは「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」のボス、自分や触れた物を宙に浮かせることができるフワフワの実の能力者です。
キャプテン・ジョンはすでに亡くなっており、スリラーバーク編でゾンビとして登場しています。
王直と銀斧は名前だけが登場し、姿も現在何をしているかも不明でした。
今回その王直が黒ひげによって討伐されたことが判明しました。
海賊島「ハチノス」とは? ロックス海賊団が誕生した島
957話でブランニュー准将が「ロックス海賊団は、ハチノスにて一つの儲け話の為にかき集められ生まれた個性の集団」と発言。
つまり、ロックス海賊団が誕生した島です。そこに元ロックス海賊団の王直がいたことも自然かもしれません。
同じく957話、ブランニュー准将が黒ひげを「現在海賊島ハチノスの元締め」と言っていました。
海賊島は海賊が多数いる「海賊の楽園」と言われる島です。
元締め=ボス。王直を倒して海賊島にいる海賊たちのボスになったことを、海軍も把握しているようです。
ロッキーポート事件について判明したことを整理
ロッキーポート事件について判明している事実を整理します。
- 首謀者はトラファルガー・ロー
- 黒ひげが元ロックス海賊団の王直を倒した
- 黒ひげは「コビーのおかげ」で倒せたと発言
- コビーは市民を守った英雄とされている
この4つの事実から、何が起きたのかを考察していきます。
ロッキーポート事件で何が起きたのか?【ワンピース1059考察】
「黒ひげが王直を倒してボスになった」ということは、それまでは「王直が海賊島のボスだった」と解釈できます。
王直はカイドウや白ひげと共にロックス海賊団にいた大海賊です。歳を取っているとはいえ簡単に倒せる相手ではないはず。
黒ひげ海賊団だけでは倒せなかった。だから「コビーのおかげで」と言う言葉が出てくる。
これは黒ひげとコビーが共闘したという意味なのでしょうか?
でも海軍にとって黒ひげは脅威になる海賊です。そんな黒ひげにコビーが意味もなく共闘するとは考えにくいです。
可能性を考えてみます。
可能性①
黒ひげと共闘したのではなく、コビーが市民を守るために王直と戦ってダメージを負わせた。
その後、弱っている王直を黒ひげが倒した。
だから「コビーのおかげ」で王直を倒したと言っているのではないか。結果的に黒ひげをサポートしてしまった。
これだと、コビーが王直に深手を負わせるほど強いことになってしまう・・・。コビーの強さがいまいちわからないので可能性としてはなくはないけど・・・。
可能性②
王直が市民を危険にさらしていた。
市民を守るためにコビー率いる海軍が王直と戦っていた。
そこに海賊島を牛耳ろうと企んでいた黒ひげ海賊団が乗り込んでくる。
王直を倒すという目的が一致しているため共闘して討伐する。
海軍としては、黒ひげが倒したとは報道できないため、コビーが倒したということにしたので英雄と呼ばれるようになった。
こっちのほうが可能性としては考えやすいかもしれません。1059話のアマゾン・リリーで三つ巴になっている状況ともリンクします。
コビーが英雄と呼ばれているのも海軍による情報操作によるものかもしれません。
過去にもドレスローザでルフィがドフラミンゴを倒したことが藤虎率いる海軍の功績とされています。
しかしどの可能性もトラファルガー・ローの立ち位置がよくわかりません。
「ロッキーポート事件の首謀者」は海軍による発言なので、海賊島にコビー率いる海軍が向かう要因になった出来事を企てたのがローと考えられます。
王直が市民に危害を加える出来事を企てたのがローということでしょうか?
「ロッキーポート事件=黒ひげvs王直」ではなく、ロッキーポート事件の最中に「黒ひげvs王直」の戦いが起きただけ?
それとも黒ひげと王直が戦うことになる状況をローが作ったのだろうか?
まとめ:ロッキーポート事件とは黒ひげの王直討伐?ワンピース1059考察
1059話で判明した新事実を元に、ロッキーポート事件について考察しました。
黒ひげがコビーのおかげで元ロックス海賊団の王直を倒したという新事実。コビーと黒ひげの関係、そしてローがどのように関与していたのか。新事実と同時に謎も増えました。
また、元ロックス海賊団では銀斧だけがまだ登場していません。今後どのように登場するのか楽しみです。
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