自分で撮影した写真を投稿して、購入やダウンロードされると報酬がもらえるストックフォトサイト。
写真を撮るだけでお金がもらえるなんて簡単じゃん。と思い始めても、もらえる報酬は微々たるものでした。
正直言って、稼げない。
ストックフォトで充分な収入を得るのは難しいです。副業としてやるのはなおさらムリです。
ただ、私が写真販売を始めて良かったことがいくつかありました。
この記事ではストックフォト販売をすることで得られる収入以外のメリットを紹介します。
- ストックフォトで写真販売を始めようと思っている
- すでに販売しているけど収入がほとんどない
- 在宅ワークをしている
ちなみに私はすべてスマホカメラで撮影しています。
ストックフォトサイトの中にはスマホで撮影した写真はNGというところもありますが、多くのサイトはスマホ写真でOKなので、気軽に撮影して投稿できます。
ストックフォト販売は稼げないけどやる意味がある
ストックフォト販売で感じたメリットは以下の通りです。
- 散歩する習慣ができた
- 見慣れた景色が新鮮に見える
- 写真を撮りにふだん行かない場所に行くようになった
- 誰かの役に立てる
一つずつ解説します。
散歩する習慣ができた
私は在宅ワークをしているため、ふだん外出することがほとんどありませんでした。
外出しても、近所のコンビニやスーパーに行くくらいです。
以前テレビで「健康のために歩くことが大切」のようなことを言っていたを見て、自分がどれくらい歩いているのか万歩計アプリで計測したことがあります。
1日1000歩も歩いていませんでした。
しかし、ストックフォト販売を知ってからは「写真を撮るために散歩する」という習慣ができました。
外出することが楽しくなります。

義務感はなく、写真を撮るのが楽しくなっていきました。
在宅ワーカーで外出する習慣がない人におすすめです。気分転換にもなります。
見慣れた景色が新鮮に見える
「ストックフォト販売するための写真を撮れないだろうか」
そういう意識で街を歩くと、見慣れた景色も新鮮に見えます。
街を能動的に見ながら歩くことで、ただの移動が有意義な時間に変わります。

通勤や通学、買い物に行く途中でも写真は撮れるのでぜひ試してみてください。
写真を撮りにふだん行かない場所に行くようになった
長年住んでいる地元でも行ったことがない場所はありませんか。
写真を撮るようになって、いままで行ったことがない場所に行くようになりました。
- 自然が多い公園
- 工場が立ち並ぶエリア
- おりたことのない駅
自分が知らない場所があったんだと嬉しくなります。

街ブラ番組みたく1駅散歩するのも楽しいです。
誰かの役に立てる
自分が投稿した写真がダウンロードされることは少ないです。しかし、少しでもダウンロードされると嬉しくなります。
月1回どれくらいダウンロードされたか確認していますが、1つでもダウンロードされていると「やった!」という気分になります。
誰かのために写真を撮るという意識をもつと撮り方が変わって楽しいです。
Web上のサイト素材として使用されることが多いので、同じ場所でも撮り方が変わります。
自分が撮った写真が誰かの役に立っている。それが自己肯定感を高めてくれます。

ダウンロードされることを目的にすると、されなかったときに悲しくなってしまうので、あくまでも「おまけ」として考えましょう。
ストックフォト販売で稼げない理由【初心者は売れない】
ストックフォト販売で稼げない理由を解説します。
プロのカメラマンがライバルになる
ストックフォトサイトで月何十万も報酬を得ているのは、ほとんどがプロカメラマンです。
撮影技術があり高性能な撮影機材もあるプロが、サイトで売れやすい写真を研究して投稿しています。
しかも、毎月数100枚の写真を投稿しています。
そんなプロ相手に初心者がスマホ撮影した写真で勝つのは難しいです。
初心者が勝つには、プロが撮影しないようなジャンルの写真を撮る必要があります。
しかしストックフォトサイトで売れやすいジャンルはある程度決まっているので、なかなか報酬は出ません。
売れやすいジャンルを投稿するのが難しい
ストックフォトサイトで売れやすいジャンルは以下の通りです。
- 人物が写っている
- 季節モノ
- 特定の職場
ストックフォト販売で最も需要があるのは人物が写っている写真です。
企業のホームページや資料なのでよく使用されるので、最も売れます。
しかし初心者が人物写真を投稿するのは難しいです。
なぜなら、人物の顔が写っている写真を投稿するには、モデルリリースという書類を提出する必要があります。
被写体に同意書を書いてもらう必要があるので、街中で撮った写真でも人の顔が写っていると投稿できません。
プロは被写体モデルやエキストラに報酬を渡して撮影しています。初心者には難しいですよね。
副業としてやるにはコスパが悪い
ここまで説明したように、初心者が売れる写真を投稿しようとすると難しいです。
売れたとしても報酬は高くありません。
投稿するさいに、タグ設定など1枚ごとにする必要があります。それを登録しているサイトごとにやるので手間がかかります。
しっかり撮影方法を考えたり、需要のある写真を撮ればある程度の収入にはなりますが、他の副業やポイ活サイトと比べるとコスパが悪いです。

ストックフォト販売の報酬はおまけだと思ったほうがいいです。
初心者におすすめのストックフォトサイト【スマホアプリもある】
初心者におすすめのストックフォトサイトを紹介します。
複数サイトに登録するのが基本ですが、多く登録するとそのぶん投稿の手間がかかります。
私が登録しているストックフォトサイトは3つです。
- Snapmart(スナップマート)
- PIXTA(ピクスタ)
- photoAC(写真AC)
Snapmart(スナップマート)【スマホアプリ】
初心者に最もオススメのストックフォトは「Snapmart(スナップマート)」です。
プロが撮影した写真よりも、一般の人がスマホで撮影した写真が求められています。
普通の販売とは別に、企業や自治体が主催するコンテストがあります。
「そうめんフォト」「花束フォト」などテーマに沿った写真を投稿して入賞すると賞金がもらえます。
Snapmart(スナップマート)の特徴として、他のストックフォトでは必ずある審査がありません。
投稿すればすぐに販売されます。
PIXTA(ピクスタ)
PIXTAは、1枚売れたときの報酬単価が他のサイトよりも高いです。
クリエイターランクというものがあり、ランクが上がると報酬額もアップします。
デメリットとして、PIXTAには月間のアップロード制限があります。
クリエイター実績によって制限数は異なるようですが、自由に投稿できないのはモチベーションが下がります。
▶「PIXTA公式サイト」
photoAC(写真AC)
写真ACは無料で素材がダウンロードできるサイトです。
無料ダウンロードで報酬が発生します。
人物以外の写真はダウンロード1回で3円の報酬です。
「たった3円?」と思うかもしれませんが、私の場合このサイトが一番収益が出ています。
ダウンロードユーザーが多くて無料ダウンロードできるので、そのぶん報酬も発生しやすいです。
まとめ:ストックフォト販売は稼げない。けど収入以外のメリットがある
ストックフォト販売はスマホで撮影した写真を投稿できるので気軽にできます。
しかし、収入を目的にするとコスパが悪いです。
今回は収入以外のメリットを解説しました。
- 散歩する習慣ができた
- 見慣れた景色が新鮮に見える
- 写真を撮りにふだん行かない場所に行くようになった
- 誰かの役に立てる
「誰かの役に立つ写真を撮る」という意識をもつだけで日常が少し楽しくなるのでオススメです。