2024年1月からフジテレビでドラマ「大奥」が始まります。フジテレビの連ドラとしては約20年ぶりの放送とのこと。
しかし2023年1月にはNHKでもドラマ「大奥」が放送されていました。
フジテレビとNHKのドラマ大奥にはどのような違いがあるのでしょうか。
結論から述べると、原作や登場人物の性別設定に違いがあります。
この記事ではドラマ「大奥」のフジテレビ版とNHK版の違いについて解説します。
ドラマ「大奥」フジテレビとNHKの違いは?
ドラマ「大奥」はフジテレビやNHKなど様々なテレビ局で放送されています。
同じ大奥を舞台したストーリーですが、どのような違いがあるのでしょうか?
フジテレビ版とNHK版の違いは以下の通りです。
- フジテレビ版:原作がない史実を元にした大奥
- NHK版:原作はよしながふみの漫画で男女逆転大奥
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
大奥(フジテレビ)は原作がない
フジテレビで放送されているドラマ「大奥」には原作がありません。
大奥は江戸時代に実際にあった制度です。
江戸時代の江戸城に存在した将軍家の御台所と側室など女性たちが生活した住居のことをいいます。
将軍以外の男性は原則立ち入ることができず、将軍の家族(婦人や子供)と生活のお手伝いをする奥女中が暮らしていました。
フジテレビ版は男女逆転ではなく、将軍に仕える女性たちの嫉妬や憎悪が渦巻く人間模様を描いたドラマです。
新大奥が始まるから昼間に大奥(2003)が再放送してて密かな楽しみになってるんだけど、何回みても面白いしハマる。
— ツンデレラ (@tundere_ran) January 12, 2024
美味です〜は2003年で華の乱2006年はより陰険なので気になる人は是非年代順に見て欲しい。新大奥の亀梨くん、ちょんまげメチャ似合ってるな。ノーマークだったけど今期のも見る🌸 pic.twitter.com/mHoWBSIjO2
新選組や忠臣蔵と同じように、大奥をテーマにした漫画やドラマはたくさん作られていますが大奥ブームを起こしたのはフジテレビです。
2003年にフジテレビで連続ドラマ「大奥」が放送されると一躍人気コンテンツになりスペシャル版も何度か放送されています。
フジテレビ版は史実の大奥をテーマにして作られたドラマで原作となる漫画や小説はありません。
一方でNHK版には原作となる漫画があります。
大奥(NHK)は男女逆転の設定
NHKで放送されているドラマ「大奥」は、よしながふみさんの漫画を原作にしています。
よしながふみさんの漫画「大奥」は少女向け漫画雑誌「MELODY」にて2004年から2021年まで連載されていました。
史実の大奥をテーマにしたものですが、この漫画の特徴は大奥の人物が「男女逆転」で描かれていること。
これは大奥をテーマにした他の作品にはない要素です。
フジテレビ版で説明したように、史実の大奥は男性の将軍に仕えるたくさんの女性たちを描いた物語です。
一方でよしながふみの漫画を原作にしたNHK版は、将軍と側室が男女逆転しています。
男性だかげかかる病によって、男性人口が激減した江戸時代で、女性が政治を担うようになったという設定になっています。
女性が将軍になり、仕える男性たちが大奥として存在します。
2023年のNHKドラマ大奥では、13代将軍・徳川家定役を元宝塚の愛希れいかさんが演じました。
よしながふみさんの原作は国内外含めてたくさんの漫画賞を受賞しています。
全19巻が発売されておりKindleなどの電子書籍でも読めます。
まとめ:ドラマ「大奥」フジテレビとNHKの違いは原作
ドラマ「大奥」のフジテレビ版とNHK版の違いについて解説しました。
NHKの大奥は、よしながふみ先生の漫画が原作のドラマです。一番の特徴は「登場人物が男女逆転している」ことです。
一方のフジテレビ大奥は、史実と同じように将軍が男性と仕える女性たちの世界が描かれます。
同じ大奥をテーマにしていても性別を逆転していることで、どちらも異なる魅力があるドラマになっています。