「僻地」は失礼？悪い意味なのかスノーマン佐久間が怒られた理由は？

「僻地」という言葉は失礼なのかSNSで話題になっています。

きっかけはスノーマンの佐久間大介さんが番組で「そんなに僻地なんですか」と言ったさいに地元の男性に怒られたこと。

この記事では僻地は悪い意味なのか、失礼な言い方なのか調査してまとめました。

僻地は失礼？悪い意味なのか定義は？スノーマン佐久間が怒られた

まずは「僻地」という言葉がどんな意味を持つのか、おさらいしておきましょう。

「僻地」とは、都会から離れた交通や利便性が悪い場所を指します。具体的には、次のような場所が当てはまります。

一般的には田舎の方でもあまり人が住んでいない場所を指すような言葉です。

けっして悪い意味や差別的な意味をもつ言葉ではありません。防衛省のホームページにも「僻地医療」という言葉が書かれているくらい一般的にも使われている言葉です。

僻地という言葉自体に悪い意味はありません。

しかし使い方や受け取る側によっては、失礼な言葉だと思ってしまう可能性もあります。

例えば、

など「住みにくい場所」を示すような使い方をすると不快感を与えてしまうかもしれません。

「こんな僻地だと交通手段もなくて大変じゃないですか？」なんて言わると少し違和感がありますよね。

地元をバカにされたような気がして怒る人もいるかもしれません。

では、僻地という言葉を使わずにそのような地域を表現するにはどのように言い換えればいいのでしょうか？

一般的には「田舎」や「地方」「郊外」と言った言葉を使います。

「地方移住」や「田舎に住んでいる」などメディアでもよく使われていますよね。

ただ、地元の方と直接話すときにはもっと配慮が必要かもしれません。

例えば「緑がいっぱいで豊かな場所ですね」などプラスなイメージを与える言い換えをするのが良いでしょう。

僻地という言葉に悪い意味はありませんが、使い方や相手の受け取り方によっては失礼な印象を与えてしまいます。

それがよく現れていたのが、スノーマンの佐久間大介さんが怒られた出来事です。

SnowMan佐久間、普通にぶちギレられる pic.twitter.com/3MpSaIpdqC
— 手を繋げない人間 (@nohandhuman) August 21, 2024

2020年3月にテレビ番組「それSnowManにやらせて下さい」の中で佐久間大介さんが一番美味しい水を探す旅という企画が放送されました。

佐久間さんは月山山麓湧水群の水を採取するために山形県で聞き込みをすることに。

しかし全く人がおらず聞き込みができないまま1時間半以上が経過。ようやく出会った住人に、雪があると教えてもらいました。

そこでスノーシューのレンタル店に行き事件は起きました。レンタル店のおじさんに月山山麓湧水群に行くことを伝えると次のようなやりとりがありました。

おじさん「今は一人ではいけない。雪でクローズになってるから、場所がわからないといけないよ」

佐久間「そんなに僻地なんですか？」

おじさん「僻地って…そういう企画で来たんだから、そういう言い方ないんじゃない？」

と怒られてしまいました。

佐久間さんは「すいません。言葉の意味が分かってなかったです。申し訳ないです」と平謝り。

スタッフに誘導され店から出ると「僻地って悪い言葉だったんですね。知らなかった」と話していました。

地元の方からすれば僻地と言われるのは良くない印象を感じてしまったのかもしれません。

ちなみにおじさんはその後、佐久間さんに協力して月山まで連れてってくれました。

水をゲットすると2人で抱き合って喜ぶなどハッピーエンドを迎えています。

「僻地」という言葉は失礼なのか、意味や言い換え表現をまとめました。

スノーマンの佐久間大介さんが怒られたことで話題になった「僻地は失礼」かという問題。

言葉の使い方には気をつけていきたいですね。