冬の乾燥が気になる時期は、部屋の湿度を適度に保ちたいものです。しかし湿度計がない方も多いと思います。
そこで今回は、湿度計がないときの測り方を紹介します。コップと氷水があれば簡単に測ることができますよ。
氷水を入れたコップの表面に水滴がつくまでの時間でおおよその湿度がわかります。
湿度計がないときの測り方!コップで簡単に部屋の湿度がわかる
部屋の湿度を知りたいけど、湿度計がないときの測り方を紹介します。
テレビ番組「日本人の3割しか知らないこと」で紹介された方法です。
部屋の湿度は、コップの表面に水滴がつくまでの時間でわかります。
コップと氷水で簡単に測る
家に湿度計がない、という方は、「氷水」で空気の乾燥をチェックする方法があります。氷水を入れたグラスを部屋に置き、コップの周りに水滴が付けば、その部屋は適度な湿度。しかし2~3分経っても水滴が付かない場合は、部屋は乾燥、という目安に。 pic.twitter.com/CguwXcVloe
— KRY気象予報士 山本昇治 (@tenki_KRY) January 25, 2017
用意するものは以下の2つです。
- コップ
- 氷水
湿度を測るのに必要なものは、コップと氷水だけです。
コップはガラス製のグラスを使うほうが、水滴がわかりやすいのでオススメです。
最近は水滴がつきにくいコップもあるので、あまりにも時間がかかる場合は、違うコップで試してみると結果が変わるかもしれません。
コップを用意したら、氷水を入れて部屋に置きます。そしてコップの表面に水滴がつくまでの時間を測ります。
水滴がつくまでの時間とおおよその湿度は以下の通りです。
湿度 | 水滴がつくまでの時間 |
---|---|
30%台 | 約8分 |
40%台 | 約5分 |
50%台 | 約2分 |
60%台 | 約1分 |
70%台 | 約30秒 |
湿度計がない場合の部屋の #湿度 の測り方。
— わたなへゆうひち (@iOVcBw1jpXMnVlA) October 17, 2023
氷水を入れたコップを部屋に置き、コップの表面に水滴がつくまでの時間で、湿度は測れまっす。 pic.twitter.com/a3LdJMFyWT
湿度が高いほど、水滴がつくまでの時間が短く、乾燥していれば時間が長くなります。
この方法でだいたいの湿度測ることができます。
最適な湿度は?
冬になると気になる室内の乾燥。加湿器で湿度を上げるといいというけど、湿度は何%がいいの?」について。室内の最適湿度は40~60%だといわれています。40%以下だと肌や喉が乾燥したり、ウイルスの活動が活発に。一方、60%以上だとダニやカビが発生しやすくなるのだそう!#美ツイ
— 日本化粧品検定協会 (@cosme_kentei) January 3, 2021
部屋の湿度は、40~60%が最適と言われています。乾燥しすぎるとノドや肌によくありません。
反対に高すぎるとカビや雑菌が発生する原因にもなってしまいます。
上記の表にもとづけば、1~2分、長くても5分以内に水滴がつけば部屋は適度に湿度があるといえます。
コップの水滴で湿度を測る仕組み
コップの水滴で湿度がわかる仕組みは、空気中に含まれる水蒸気が関係しています。
空気には水蒸気が含まれていますが、1立方メートルに入る水蒸気の最大量を「飽和水蒸気量」といいます。
この最大量は、温度によって変わってきます。暖かいと飽和水蒸気量は多くなり、寒いと少なくなります。
寒い中で空気中にいられなくなった水蒸気が、水滴になって見えるようになるのです。
コップの水滴だけではなく、窓ガラスの結露なども同じです。
この仕組みにより、コップに水滴がつくまでの時間で部屋の湿度を測ることができます。
まとめ:湿度計がないときの測り方
部屋に湿度計がないときの測り方は、コップを使います。
氷水を入れたコップを部屋に置いて、表面に水滴(結露)がつくまでの時間を測ることで、だいたいの湿度がわかります。
湿度計がないときは今回紹介した方法でわかりますが、毎回やるのは面倒くさいので、湿度計を1つ持っておく方がいいかもしれません。